WordPress4.5では、投稿の引用の時に使われるテンプレートが追加されます。
wp-includes/theme-compat ディレクトリには、以下のファイルが追加されます。
- embed.php
- header-embed.php
- embed-content.php
- footer-embed.php
- embed-404.php
theme-compatディレクトリは、テーマのテンプレートパートファイル(header.phpとかfooter.php…)フォールバックテンプレートを保存する場所で、
テーマにテンプレートが存在すれば、それを 存在しなければこのディレクトリのテンプレートが適用されます。
4.5からテーマで上記の5枚のテンプレートが利用できるようになりますが、
まだテーマレビューチームからのアナウンスも見つからないので、公式テーマ等で利用できるようになるかどうかはわかりませんが、、、
このテンプレートは、どんな役割を担うのか?
WordPress4.4位から、投稿の共有機能として、WordPressの投稿URLを自分のブログに貼り付けると、ツイッターのつぶやきURLを貼り付けるのと同じように、自動整形された引用文が表示されます。
Twitter や facebook で、サイトが引用された時に、OGPで、どのように表示されるかを、ヘッダーに指定する事があるのはご存知の方が多いと思いますが、
WordPressサイトで、他のワードプレスの 投稿の URL を本文に記述した時に、自動整形して表示される 引用 の表示の仕方を制御するためのテンプレートです。
以下のようにiframeで表示される引用の中で使用されるテンプレートで、どのように引用文を表示するかコントロールできるようになります。
動作確認:開発版 (4.5-beta4-37037)
embed テンプレートパート階層
- embed-{post-type}-{post_format}.php – まず WordPress は特定の投稿に関するテンプレートを探します。例えば 投稿タイプが「product」で、「音声(audio)」フォーマットを持つ場合 WordPress は「embed-product-audio.php」を探します。
- embed-{post-type}.php – 投稿タイプが「car」であれば WordPress は「embed-car.php」を探します。
- embed.php – そして WordPress は embed.php に落ちます。
- どのテンプレートファイルも見つからなければ最後に WordPress は wp-includes/theme-compat/embed.php を使用します。