Starter Content という機能がWordPress4.7のTwenty Seventeenテーマで実装されました。
この機能は、WordPress4.7を新規インストールした場合のみ有効になる機能で、
インストールして、何も作業しない状態で、Twenty Seventeenをカスタマイザー画面でプリビューしたレイアウトと、ブログを表示したレイアウトが異なって表示されます。
これは、なに?
これまでのWordPressは、基本的に、ブログを表示するプログラムで、インストールした状態では、ブログ形式で表示されるため、例えば、スクリーンショットと比べると全然異なるデザインで表示され、「どのようにすればスクリーンショットみたいに表示できるのよ」といった戸惑ってしまう事がよくありました。
テーマにもよりますが、固定フロントページの設定で、フロントページの指定や、ブログページの指定を行わないと スクリーンショットで表示されているレイアウトで表示できないという、わずらわしさがありました。
スタータ用コンテンツは、これらの固定フロントページやブログページ、ナビゲーションリンクやウィジェットといったものを あらかじめカスタマイザーのプリビューにセットして、プリビューに表示された表示が気に入ったら、「保存して公開」を押すと、プリビューの設定が保存され、表示されていたページやウィジェットが保存されるというものです。
これまで、企業ホームページ用などブログ以外を主用途とするテーマの設定の難解さに、対応する第一歩を踏み出したという感じでしょうか、、、
プリビューに表示されたレイアウトが気に入らず、普通にブログを開いた時のレイアウトが好みだったら、カスタマイザーの「保存して公開」ボタンを押してはいけません。
カスタマイザーを使わずに、ダミーの投稿を一つ作成して保存すれば、次にカスタマイザーを開くと、最初に見えていた「スタート用コンテンツ」は表示されなくなります。
左が、インストールしただけの状態で表示されたTwenty Seventeen 左が、カスタマイザーのプリビュー
関連
Starter content for themes in 4.7 – Make WordPress Core
Using and Customizing WordPress Starter Content | Roots
スターターコンテンツという機能は、あくまで、ワードプレスを新規インストールしてまだ投稿を作成していない状態で動作する機能なので、テスト用のサイトなどで
この機能の「味見」をしてみようという場合などでは、動作しないだろうと思います。
WordPressがフレッシュサイトかどうかを判定するoptionフィールド ’fresh_site’を変更しましょう
functions.phpに
update_option('fresh_site',1);